![]() ジイソプロピルベンゼン(dipb)、トリイソプロピルベンゼン(tipb)およびポリアルキレート重質物を含む供給物からdipbおよびtipbを分離するための方法
专利摘要:
ジイソプロピルベンゼン(DIPB)及びトリイソプロピルベンゼン(TIPB)を、DIPB、TIPB、及びポリアルキレート重質物を含む供給物(21)から分離するための方法及び装置に関する。この方法は、224〜241℃(435〜465°F)の範囲内の塔底温度で、35kPa(5psia)未満のカラム塔頂(24)圧力、カラム塔頂圧力よりも21kPa(3psi)未満だけ、好ましくは14kPa(2psi)以下だけ高いカラム塔底(25)圧力を有する蒸留カラム(22)に、前記供給物(21)を導入することを含む。これらの方法は、供給物(21)中に存在するDIPBの少なくとも99.8wt%及びTIPBの少なくとも50wt%を含むサイドドロー(28)並びに蒸留供給物(21)中に含まれる重質物の少なくとも95wt%を含む塔底生成物流(41)を取り出すことも含む。塔底温度を低温にすることで、高圧蒸気を塔底リボイラー(38)の熱源として使用することができる。 公开号:JP2011509291A 申请号:JP2010542213 申请日:2008-01-09 公开日:2011-03-24 发明作者:スミス,マイケル・アール 申请人:ユーオーピー エルエルシー; IPC主号:C07C7-04
专利说明:
[0001] 本発明は、クメンを製造するための方法(プロセス)に関するものである。より具体的には、本発明は、クメン生成のための、プロピレンによるベンゼンのアルキル化における、ポリアルキル化ベンゼン副生成物、すなわち、ジイソプロピルベンゼン(DIPB)、トリイソプロピルベンゼン(TIPB)(これらは、後からトランスアルキル化してクメンに戻すことができる)を回収することに関する。] 背景技術 [0002] 芳香族化合物をオレフィンでアルキル化してモノアルキル芳香族化合物を生成することは、大規模な工業的設備で商業的に実施されている十分に開発されている技術である。このプロセスの一商業的用途は、プロピレンによりベンゼンをアルキル化してクメン(イソプロピルベンゼン)を生成することであり、クメンは、続いてフェノールとアセトンを製造する際に使用される。従って、当業者は、このようなアルキル化プロセスの一般的な設計および操作を熟知している。] [0003] クメンなどのモノアルキル芳香族化合物を製造するためのアルキル化プロセスの性能は、プロセスの操作条件において固体触媒の安定性および活性の影響を受ける。例えば、オレフィン(プロピレン)に対する芳香族化合物(ベンゼン)のモル比が増大すると、現在の触媒は、典型的には、モノアルキル芳香族−すなわちクメンに対する改善された選択性を示す。しかし、プロピレンに対するベンゼンのこれらの高いモル比であっても、ジイソプロピルベンゼン(DIPB)とトリイソプロピルベンゼン(TIPB)などのポリアルキルベンゼン副生成産物は、クメンの生成に付随して生じることになる。] [0004] DIPBおよびTIPBの形成は、プロピレンの効率的使用の低減を象徴する副生成物とみなされる場合があるけれども、DIPBおよびTIPBは両方とも、トランスアルキル化触媒を使用してベンゼンと容易にトランスアルキル化することができ、これにより、より価値あるクメン生成物を製造することができる。いわゆる組み合わせプロセスとは、クメン生成量を最大にするために、主にクメンを生成するがDIPBおよび少量のTIPBをも生成する第1のアルキル化プロセスと、DIPBおよびTIPBをクメンへと変換する第2のトランスアルキル化プロセスとを組み合わせたものである。第2のトランスアルキル化の上流では、DIPBおよびTIPBは、本明細書では「重質物(heavies)」と総称するジフェニルアルカンなどの他のアルキル化およびトランスアルキル化重質副生成物から分離されなければならない。] [0005] DIPBおよびTIPBの分離または回収は、「ポリアルキレート」カラム内で実行される。現在利用されているクメン用の操作条件および触媒システムでは、主にDIPBを副生成物として生成し、TIPBはごくわずかなので、TIPBには、回収するほどの経済的価値はなく、クメン製造領域のポリアルキレートカラムは、TIPBではなく、DIPBを回収するように設計されている。しかしながら、より新しい触媒システムでは、最適な反応条件の下でTIPBの生成量が増加する。その結果、DIPBだけでなくTIPBも効率よく回収するプロセスが必要となる。] [0006] しかしながら、重質物からTIPBを除去することに関連して問題がある。現在使用されているポリアルキレートカラムは、塔頂圧力を21kPa(3psia)、塔底圧力を10から69kPa(8から10psia)として、真空下(減圧下)で操作されている。カラムの底で再沸騰させる最も経済的な方法は、高圧蒸気を使用することである。高圧蒸気は、一般的には、4137kPa(g)(600psig)および252℃(485°F)で利用可能である。残念なことに、現在使用されているポリアルキレートカラムで生じる重質物流または塔底生成物中のTIPB収量損失は著しい。] [0007] したがって、DIPB回収率を維持するか、または高め、またTIPB回収率を著しく高めるためにポリアルキレートカラムへの設計変更が必要である。このことが、達成できれば、クメン収率を、現在のトランスアルキル化法を使用して増大させることができる。] 発明が解決しようとする課題 [0008] 上記の要求を満たすために、ジイソプロピルベンゼン(DIPB)、トリイソプロピルベンゼン(TIPB)およびポリアルキレート重質物を含む供給物から、DIPBおよびTIBPを分離する方法(プロセス)が開示される。] 課題を解決するための手段 [0009] この方法(プロセス)は、35kPa(5psia)未満のカラム塔頂圧力、カラム塔頂圧力より21kPa(3psi)未満だけ高いカラム塔底圧力、224℃から241℃(435°Fから465°F)までの範囲内の塔底温度で操作する蒸留カラムに、前記供給物を導入すること;および、前記供給物中に存在するDIPBの少なくとも99.8wt%およびTIPBの少なくとも50wt%を含むサイドドロー(side draw)、ならびに前記蒸留供給物中に含まれる重質物の少なくとも95wt%を含む塔底生成物流を取り出すこと;を含む。 改良において、前記カラムは、カラム塔頂圧力より14kPa(2psi)高い塔底圧力で操作する。] [0010] 改良において、塔底温度は、229℃から232℃(445°Fから450°F)までの範囲である。] [0011] 改良において、前記サイドドローは、カラムのサイドドロー点(side draw point)または出口のところで、カラムから取り出される。カラムは、理論段数Xを有し、ここでXは、40より大きい整数であり、一番上の段を1とし、一番下の段をXとする。サイドドロー点は、一番上の段より下の段であって、一番上の段から0.26・Xから0.40・Xの範囲で整数の番号が付されている段のところに配置される。さらに、この改良では、供給点は、一番上の段から0.31・Xから0.62・Xの範囲で整数の番号が付されている段に配置される。] [0012] 改良において、前記サイドドローは、供給物中に含まれるDIPBの少なくとも99.9wt%を含む。] [0013] 改良において、前記サイドドローは、蒸留供給物中に含まれるTIPBの少なくとも90wt%を含む。] [0014] 改良において、このプロセスは、カラムの塔頂にて炭化水素蒸気を生成するように実施され、このプロセスは、カラムの塔頂にて生成される炭化水素蒸気の少なくとも一部を凝縮装置(コンデンサー)で凝縮することをさらに含む。関連する改良において、この凝縮装置は、カラム内に収納される。他の関連する改良では、このプロセスは、炭化水素蒸気の少なくとも一部を炭化水素液体に変換することと、この炭化水素液体の少なくとも一部をカラムからオーバーヘッドドラッグ(overhead drag)として、前記炭化水素液体の他の部分をカラム内に還流として再導入する前に取り出すこととをさらに含む。] [0015] 他の改良では、この凝縮装置は、カラムの塔頂に配置される接触型凝縮装置であり、このプロセスは、接触型凝縮装置内の炭化水素蒸気の少なくとも一部を炭化水素液体に変換すること;接触型凝縮装置の下に配置されているサイドドロー点にてカラムから炭化水素液体の少なくとも一部を取り出すこと;および、接触型凝縮装置を通してカラム内に再導入される前に、サイドドロー点にてカラムから取り出された炭化水素液体の少なくとも一部を冷却装置に通すこと;をさらに含む。他の関連する改良では、このプロセスは、接触型凝縮装置に到達する前にオーバーヘッドドラッグとして炭化水素液体の少なくとも一部をパージすることと、接触型凝縮装置より下のある地点でカラムに炭化水素液体の少なくとも一部を再循環させることとをさらに含む。] [0016] 他の改良では、凝縮は、カラムの外側に配置されている接触型凝縮装置内で実施され、このプロセスは、接触型凝縮装置内で炭化水素蒸気の少なくとも一部を炭化水素液体に変換すること;接触型凝縮装置から炭化水素液体の少なくとも一部を取り出すこと;および、接触型凝縮装置から取り出された炭化水素液体の少なくとも一部を冷却装置に通してから、冷却された炭化水素液体を接触型凝縮装置内に再導入すること;をさらに含む。関連する改良では、このプロセスは、接触型凝縮装置内に再導入される前にオーバーヘッドドラッグとして炭化水素液体の一部をパージすることと、炭化水素液体を接触型凝縮装置に通した後に、カラムに炭化水素液体の一部を再循環させることとをさらに含む。] [0017] 他の改良では、凝縮は、凝縮装置塔頂圧力、および当該凝縮装置塔頂圧力より4kPa(0.5psi)未満だけ高い凝縮装置塔底圧力で実行される。] [0018] 他の改良では、このプロセスは、サイドドロー点より下の抽出点で蒸留カラムから抽出物を引き出すことをさらに含み、抽出物の少なくとも一部は、再沸騰され、次いで、蒸留カラムに戻される。] [0019] 他の改良では、塔底温度範囲は、好ましくは、227℃から238℃(440°Fから460°F)までであり、より好ましくは、塔底温度範囲は、229℃から235℃(445°Fから455°F)までである。] [0020] クメンを製造するためのプロセスもまた開示されており、このプロセスは、ベンゼンとプロピレンを、固体アルキル化触媒を含みアルキル化条件の下で操作されるアルキル化ゾーンに同時に通して、クメン、ベンゼン、ジイソプロピルベンゼン(DIPB)、トリイソプロピルベンゼン(TIPB)、および重質物を含む第1の流出物を生成すること;ベンゼンを第1の流出物から第1の塔頂生成物(オーバーヘッド)として分離し、クメン、DIPB、TIPB、および重質物を含む第1の塔底生成物流を提供すること;第1の塔底生成物流からクメンの大半を分離し、クメンを含む第2の塔頂生成物(オーバーヘッド)およびDIPB、TIPB、および重質物を含む第2の塔底生成物流を提供すること;35kPa(5psia)未満のカラム塔頂圧力およびカラム塔頂圧力より21kPa(3psi)未満だけ高いカラム塔底圧力ならびに224℃から241℃(435°Fから465°F)までの範囲の塔底温度で操作される蒸留カラム内で、第2の塔底生成物流中の重質物からDIPBおよびTIPBを分離して、第2の塔底生成物流に含まれるDIPBの少なくとも99.8%およびTIPBの少なくとも50wt%を含むサイドドローと、第2の塔底生成物流に含まれる重質物の少なくとも95wt%を含む第3の塔底生成物流とを提供すること;および、サイドドローに含まれるDIPBおよびTIPBをトランスアルキル化ゾーンに送ること;を含む。] [0021] ベンゼンをプロピレンでアルキル化するための装置もまた開示されており、この装置は、DIPB、TIPB、および重質物(および、任意に、少量のクメン)を含む供給物流と流体的に連通する供給物入口を有する蒸留カラムを備えている。この蒸留カラムは、塔頂生成物流出口、塔底生成物流出口、およびサイドドロー出口をさらに備えている。この蒸留カラムは、カラム塔頂圧力を35kPa(5psia)未満に制限し、カラム塔底圧力をカラム塔頂圧力よりも21kPa(3psi)未満だけ高い圧力に制限し、塔底温度を224℃から241℃(435°Fから465°F)の範囲の温度に抑え、その結果として、供給物中に存在するDIPBの少なくとも99.8wt%およびTIPBの少なくとも50wt%を含むサイドドローと、蒸留供給物中に含まれる重質物の少なくとも95wt%を含む塔底生成物流とが得られる、制御システム(制御機構)を有する。この蒸留カラムは、理論段数Xを有し、Xは、40より大きい整数であり、一番上の段を1とし、一番下の段をXとし、サイドドロー出口は一番上の段から0.26・Xから0.40・Xの範囲で整数の番号が付けられている段に配置され、供給物入口は一番上の段から0.31・Xから0.62・Xの範囲で整数の番号が付けられている段に配置されている。] [0022] 他の利点および特徴は、以下の詳細な説明を、付属の図面と併せて読むと明らかになるであろう。] [0023] 開示されている方法および装置をより完全に理解できるように、付属の図面に詳細に説明されている実施形態を参照すべきである。] 図面の簡単な説明 [0024] 内部スタブイン凝縮装置(突き出し凝縮装置;stab−in condenser)を含めて、DIPB、TIPB、およびポリアルキレート重質物を含む供給物流からDIPBおよびTIPBを分離するための方法(プロセス)の1つが開示されている、プロセス流れ図である。 内部接触型凝縮装置を含めて、DIPB、TIPB、およびポリアルキレート重質物を含む供給物流からDIPBおよびTIPBを分離するための他の方法(プロセス)が開示されている、プロセス流れ図である。 外部接触型凝縮装置を含めて、TIPB、DIPB、およびポリアルキレート重質物を含む供給物流からTIPBおよびDIPBを分離するための方法(プロセス)の1つが開示されている、プロセス流れ図である。 受液器圧力が17kPa(2.5psia)、塔頂(塔頂生成物(オーバーヘッド)、21kPa(3psia))から塔底(35kPa(5psia))までの圧力低下が14kPa(2psi)、塔底温度が232℃(450°F)の、ポリイソプロピルベンゼン(PIPB)カラムについての理論段数(x軸)対温度(y軸)を示すグラフである。 国際的レベルの能力を有するクメンプロセスにおける、クメン収率に対するPIPBカラム内のDIPB回収率の増加の影響を示すグラフである。このグラフには、増分クメン収率(wt%)が左側y軸にそってプロットされ、分留DIPB回収率がx軸にそってプロットされ、回収された増分DIPB(トン/年)が右側y軸にそってプロットされている。 国際的レベルの能力を有するクメンプロセスにおける、クメン収率に対するPIPBカラム内のTIPB回収率の増加の影響を示すグラフである。このグラフには、増分クメン収率(wt%)が左側y軸にそってプロットされ、分留TIPB回収率がx軸にそってプロットされ、回収された増分TIPB(トン/年)が右側y軸にそってプロットされている。] [0025] これらの図面は、必ずしも縮尺通りでなく、また開示されている実施形態は、ときには、図式的に示され、部分図として示されていることは理解されるであろう。いくつかの場合において、開示されている方法および装置を理解するうえで必要でない、また他の詳細を理解しがたくする細部は、省略されている。もちろん、本開示は、本明細書に示されている特定の実施形態に限定されないことは理解されるであろう。] [0026] 最初に、図1を参照すると、クメンを生成するためのプロセス10には、ベンゼン/プロピレン供給物11が含まれており、この供給物11は、アルキル化条件の下で操作される固体アルキル化触媒を有するアルキル化ゾーン12に通され、クメン、ベンゼン、DIPB、TIPB、および重質物を含む流出物流13を生成する。] 図1 [0027] 可能なアルキル化触媒の詳細は、本明細書では説明されていないが、好ましいアルキル化触媒および積層触媒システムは、参照により本明細書に組み込まれ、本出願と同時期に出願された、同時係属の同一譲受人による米国特許出願第11/622,941号(整理番号109032、「Aromatic Transalkylation Using A Modified Y−85 Zeolite(改質されたY−85ゼオライトを使用した芳香族のトランスアルキル化)」)、米国特許出願第11/622,925号(整理番号109032−01、「Aromatic Transalkylation Using A Modified LZ−210 Zeolite(改質されたLZ−210ゼオライトを使用した芳香族のトランスアルキル化)」)、米国特許出願第11/622,896号(整理番号109032−02、「Modified Y−85 And LZ−210 Zeolites(改質されたY−85およびLZ−210ゼオライト)」)、および米国特許出願第11/622,937号(整理番号109236、「Dual Zone Aromatic Alkylation Process(二段階ゾーン芳香族アルキル化プロセス)」)において説明されている。] [0028] 次に、第1の流出物流13は、カラム14に導入され、ここで、ベンゼンの少なくとも一部を塔頂生成物(オーバーヘッド)流15として分離し、クメン、DIPB、TIPB、および重質物を含む塔底生成物流16を提供する。この塔底生成物流16は、カラム17の供給物流となり、カラム17で、クメンを塔頂生成物流18として分離し、ポリアルキレートカラム22の供給物流21となる塔底生成物流21を生成する。] [0029] 供給物21は、23で示されている入口ポートまたは供給物点にてポリアルキレートカラム22に導入される。カラム22は、塔頂24、塔底25、および円柱状側壁26を含み、そこに複数の入口と出口のポートが配置されている。サイドドロー出口またはサイドドロー点は、DIPBおよびTIPBの回収流28を引き出すためのものであり、27で示されている。回収流28の一部は、管路31を通して再循環され、注入点27’においてカラム22にフィードバックされる。回収流28の残りの部分は、ポンプ32を通過し、トランスアルキル化ゾーン33に送られ、そこで、流れ28のDIPBおよびTIPBが、ベンゼン供給物34と組み合わされ、クメンを豊富に含む生成物流35を生成する。] [0030] 36で示されている出口は、リボイラー管路38を通って、任意選択で設けられる中間リボイラー37に接続される。中間リボイラー37は、採用されている場合、出口36が配置されている段に応じて、1034〜1379kPa(g)(150〜200psig)までの中圧および186℃〜198℃(367°F〜388°F)の中温レベルの蒸気を使用することができる。他の選択としては、塔底生成物流リボイラー38の熱源としても使用されうる高圧蒸気(4137kPa(g)(600psig)、254℃(489°F))の低い流量を使用する方法がある。中間リボイラー37は、もし使用するのであれば、いくつかのプラントでは余剰物として容易に利用可能であると思われる中圧蒸気を熱源として使用することもできる。中間リボイラー37は、カラムの圧力低下の全体的な軽減にも寄与しうる。] [0031] 塔底生成物流または重質物流41は、出口42を通ってカラム22の塔底25から出る。重質物流41の一部は、リボイラー38を通して再循環され、塔底生成物流41の残りの部分は、ポンプ43を通過し、別のところでアルキレート重質供給物として使用される前に冷却装置44を通過することもできる。開示されているプロセスの一態様では、カラム22の塔底25の温度は、比較的低く、224℃から238℃(435°Fから460°F)、より好ましくは、229℃から235℃(445°Fから455°F)である。低い塔底温度を使用し、利用することによって、従来の高圧蒸気(4137kPa(g)(600psig)、254℃(489°F))は、塔底リボイラー38用の熱源として使用することができ、これによりコスト低減をはかることができる。] [0032] スタブイン凝縮装置(突き出し凝縮装置)46は、カラム22の塔頂24の内側に配置される。凝縮装置46は、冷却材流路47および出口管路51に接続された凝縮領域48を含む。出口管路51は、再循環管路52に接続され、カラム22に還流として再入する。出口管路51を通る流れの他の部分は、ポンプ53を通り、管路54を通じてオーバーヘッドドラッグとして取り除かれる。別の塔頂出口管路55は、受液器56および真空システム57に接続されている。カラム22の塔頂24での中圧が35kPa(5psia)未満であり、以下の表1および2に示されているように21kPa(3psia)に近いので、真空システム57は、液体リング真空システム、蒸気排出真空システム、またはこれら2つのシステムのハイブリッド併用システムとすることができる。低コストであるため、単一ステージ液体リング真空システムが好ましい。] [0033] カラム22は、主に供給物入口23の上に配置されている高効率のランダムパッキング(packing)を含むことができる。このようなパッキングは、標準的には35〜48kPa(5〜7psi)の全体的なカラム圧力低下を、21kPa(3psi)以下というかなり低い圧力低下に低減するという点で有用である。つまり、カラム22の塔頂24の圧力が、21kPa(3psia)以下に維持される場合、カラム22の塔底25の圧力は、41kPa(6psia)以下に維持される。ここでもまた、いくつかの実施例が以下の表1および2にまとめられている。] [0034] 図2は、図1に示されているのと同じコンポーネントの多くを含む類似プロセス10aの略図であり、図1と異なる点は、凝縮装置が接触型凝縮装置60であって、この接触型凝縮装置60が、流体が冷却装置63に通される前に、ポンプ62に結合されている管路61を通して流体を引き出す点である。ポンプ62からの放出物の一部は、管路52aを通じてカラム22aに再循環されて戻され、他の部分は、オーバーヘッドドラッグとして管路54aを通して取り除かれる。流体が管路61を通してカラムから引き出され、冷却装置63内で冷却された後、液体は管路64および下方に向けて取り付けられた液体分配デバイスまたはノズル65を通じて管路22aに戻される。液体分配デバイスまたはノズル65により、下方に向かう冷却された液体が、カラム22aの上側部分内に配置されている容器セクション66を通って上方に移動する気体と密接に接触する。容器セクション66は、開放されているか、またはパッキングもしくは類似の気体−液体接触材料もしくはデバイスで充填されていてもよい。塔頂生成物(オーバーヘッド)は、受液器および真空システム(図2には示されていない;図1を参照されたい)にも接続されている管路55aを通して取り除かれる。図1に示されているのと同じ、または類似している図2の残りの要素は、添え字「a」を付して適宜番号が振られており、詳細な説明はここでは繰り返さない。] 図1 図2 [0035] 同様に、図3は、図2の「内部」接触型凝縮装置とは反対に外部接触型凝縮装置60bを含む別の類似のシステム10bを示している。図3では、塔頂管路55bが、容器66bに接続されている。管路55bからの塔頂蒸気は、液体分配デバイス65bによって放射される、容器66b内で下方に移動する液体に曝露される。塔底生成物流67は、容器66bから取り出され、ポンプ62bを通過してから、塔底生成物流67の一部が冷却装置63bに送られ、管路64bを介して液体分配デバイス65bを通り容器66bに戻される。塔底生成物流67の他の部分は、戻り管路52bを通してカラム22bに戻される。オーバーヘッドドラッグは、管路54bを通じて取り除くことができる。容器66bは、開放されているか、またはパッキングもしくは類似の気体−液体接触材料もしくはデバイスで充填されていてもよい。第2の塔頂管路55b’は、真空システムに接続される(図3には示されていない、図1を参照されたい;また、上流プロセスコンポーネント11〜18については、図1を参照されたい)。] 図1 図2 図3 [0036] 図1の接触型スタブイン(突き出し)凝縮装置46と同様に、図2および図3の接触型凝縮装置60、60bでも、システム10a、10bは、21kPa(3psi)未満から14kPa(2psi)未満という低いカラム圧力低下を有することができ、さらには4kPa(0.5psi)の範囲までの低いカラム圧力低下を有することができる。] 図1 図2 図3 [0037] 図4において、ポリイソプロピルベンゼン(PIPB)カラム22、22a、22bについての理論段数(x軸)対温度(y軸)が、直線402として示されている。受液器56(図1を参照)内の圧力は17kPa(2.5psia)、塔頂24、24a、24b(塔頂生成物(オーバーヘッド)、21kPa(3psia))から塔底25、25a、25b(35kPa(5psia))までの圧力低下が14kPa(2psi)、塔底温度は232℃(450°F)である。図4からわかるように、塔底温度が232℃(450°F)であるPIPBカラムについての理論段数は、42である。図4のデータは、以下の図5および6のデータと同様に、工学的計算、科学的蒸留予測、および類似のプロセスの操作での経験に基づいている。] 図1 図4 図5 [0038] 開示されているプロセスおよびカラムの利点は、図5および6にグラフとして示されている。図5では、国際的レベルの能力を有するクメンプロセスについての、クメン収率に対するPIPBカラム内のDIPB回収率増大の効果が示されている。直線502は、増分クメン収率(左側y軸)対分留DIPB回収率(x軸)の関係を表し、直線504は、トン/年を単位とする回収された増分DIPB(右側y軸)対分留DIPB回収率(x軸)の関係を表している。図5に示されているように、クメン収率は、DIPB回収率が従来の99.5%から99.95%に増大したときに0.12%増加しており、これは著しい利益幅増大をもたらすことができる。] 図5 [0039] 図6では、国際的なレベルの能力を有するクメンプロセスについての、クメン収率に対するPIPBカラム内のTIPB回収率増大の効果が示されている。直線602は、増分クメン収率(左側y軸)対分留TIPB回収率(x軸)の関係を表し、直線604は、トン/年を単位とする回収された増分TIPB(右側y軸)対分留TIPB回収率(x軸)の関係を表している。図6に示されているように、クメン収率の50.5%の増加は、本開示によってもたらされる99.5%のTIPB回収率の結果である。生産能力が270KMTAのプロセスのような大きなプロセスでは、これらの増分的な増大は、収益性の高いプラントと収益性の悪いプラントとの差を意味することがある。] 図6 [0040] したがって、21kPa(3psia)という低い塔頂圧力で、ここに開示されている単一カラム設計を操作すると、結果として、塔底(重質)物質の圧力/温度関係を利用することによってDIPBとTIPBの両方の回収率を高めることができることがわかった。開示されているプロセスのDIPBおよびTIPBの回収率増加を経済的なものとするために、カラムを再沸騰するのに使用される加熱媒体は、高圧蒸気であり、これは、一般的には、4137kPa(g)(600psig)および254℃(489°F)で利用可能である。低コストの高圧蒸気を熱源として使用すれば、プロセス側の塔底温度を、221℃から241℃(430°Fから465°F)の好ましい範囲、より好ましくは229℃から235℃(445°Fから455°F)の範囲に下げることができ、その結果、塔底生成物流中のポリアルキレート対重質物の比が有利なものとなる。] [0041] 重質物生成量は、反応セクション条件の関数として変化するので、利用可能なリボイラー熱源を使用するために、対応する一定量のポリアルキレートで塔底液をバブルポイント(泡立ち点)の温度対圧力になるまで希釈する必要がある。したがって、ポリアルキレートカラム塔底圧力の減少の結果、塔底生成物流を介してポリアルキレート収率損失の減少をもたらす。この減少は、凝縮システムおよびカラム内部圧力低下の寄与を最小にすることによって達成され、これにより、カラムにかかる全圧低下を低くすることができる。] [0042] 以下の表1の一番右の列に示されているように、システム圧力の低下と塔底温度とが減少することで、供給物およびサイドドロー配置の最適化と相まって、DIPB回収率を標準的な99.5%から99.95%まで(クメン収率における追加の0.12%に相当する)に増加させ、TIPB回収率をゼロから99%まで(クメン収率における別の0.505%に相当する)に増加させることが可能である。しかも、そのすべてが資本経費および運転経費に実質的に加わることになる、より深い真空システム、より大きなカラムまたは第2のカラムまたは実質的により高温の再沸騰媒体を使用しなくて済む。] [0043] ] [0044] カラムの塔頂に関するポリアルキレートサイドドローの配置および供給点の最適化により、カラムを大きくしなくてもTIPBとDIPBの両者の回収率を高めることができる。以下の表2の左から2番目のデータ列に示されているように、最適なサイドカット点(side cut point)は、13番目の理論段数のようであり、そこでは、段のカウントに含まれるリボイラーと受液器とともに図4に示されている理論段数の計算に関して、99%のDIPB回収率および99%のTIPB回収率が仮定されている。] 図4 [0045] ] [0046] 現在実施されているように、内部「スタブイン(突き出し)」凝縮装置46(例えば、垂直U字管束)は、図1に示されているように本開示の技術とともに使用し続けることができる。内部スタブイン(突き出し)凝縮装置46を使用すると、標準的な35〜48kPa(5〜7psi)の範囲のカラム圧力低下が、21kPa(3psi)以下へと下がる。図2および3に示されている代替手段として、開放されているか、またはパッキングもしくは類似の気体−液体接触デバイスを有する、容器セクションを含む「接触型凝縮装置」システム60、60bが使用可能である。接触型凝縮装置60、60bでは、上方に流れる凝縮性蒸気は、接触デバイス65、65b上で方向付けられた下方に流れるやや冷却された(sub−cooled)凝縮液体と接触する。このようなシステムは、低いカラム圧力低下を有することができ、図2に示されているようなカラム塔頂の内部に、または図3に示されているような外側の別個の容器内に取り付けることができ、既存のカラムの改造で用途を広げることも可能である。] 図1 図2 図3 [0047] カラム内では、もっぱら供給物トレイの上で、高効率のランダムパッキングを使用することができ、これにより、標準的な35〜48kPa(5〜7psi)の範囲の従来のカラム圧力低下を、ここで開示されているプロセスおよびカラムでは21kPa(3psi)未満にまで下げることができる。タールおよびポリマー材料の蓄積のせいでカラムの下側部分(つまり、供給点より下の、最も熱い区間)の内部の汚染に関して発生する可能性のある問題を解消するために、低圧力低下分留トレイをパッキングの代わりに使用することが可能である。] [0048] 還流対供給物比(reflux−to−feed ratio)および/またはカラムの塔頂とポリアルキレートサイドドロー出口27、27a、27bまたはサイドドロー再循環入口27’、27a’、27b’との間の分離段数を増やすことで、塔頂パージ(ドラッグ)流からのDIPB回収率が改善される。しかしながら、より大きなカラムを使用せずにDIPBとTIPBの両方の回収率を高めることは、類似の供給物−サイドドローの相対的配置(サイドドローからの重質物除去を維持するため)および外部還流−供給物比を維持しながら、サイドドローおよび供給物トレイの配置をカラムの塔頂に対して下げることによって達成されうる。] [0049] 低いカラム圧力、低い塔底温度、および供給点23、23a、23bの配置の他の利点は、中間リボイラー37、37a、37bを使用することが可能である点である。中間再沸騰は、付随する資本および/または光熱費の有利性とともに、本開示の以前にはDIPBおよびTIPB回収について採算性があるとは考えられていなかった。図1〜3に示されているような、低い温度の熱媒体を使用する中間再沸騰も、カラム圧力低下が21kPa(3psi)未満という、ここで開示されている範囲にまで下がるために可能である。適切な段数を選択することで、中圧レベルの蒸気(典型的には、それぞれ1034から1379kPa(g)(150から200psig)および186℃から198℃(367°Fから388°F))を使用することができ、あるいは高圧蒸気を使用し続けることによって交換機コスト削減を実現することが可能である。] 図1 図2 図3 実施例 [0050] いくつかの実施形態しか取りあげられていないが、当業者にとっては上記の説明から代替形態および修正形態が明らかであろう。これらおよび他の代替形態は、均等のものであり、本開示および付属の請求項の精神および範囲に含まれると考えられる。]
权利要求:
請求項1 ジイソプロピルベンゼン(DIPB)、トリイソプロピルベンゼン(TIPB)およびポリアルキレート重質物を含む供給物から、DIPBおよびTIBPを分離するための方法であって、35kPa(5psia)未満のカラム塔頂圧力、前記カラム塔頂圧力より21kPa(3psi)未満だけ高いカラム塔底圧力、および224℃から241℃(435°Fから465°F)の範囲内の塔底温度で操作する蒸留カラムに、前記供給物を導入すること;および前記供給物中に存在する前記DIPBの少なくとも99.8wt%および前記TIPBの少なくとも50wt%を含むサイドドロー、ならびに前記供給物中に含まれる前記重質物の少なくとも95wt%を含む塔底生成物流を取り出すこと;を含む、前記方法。 請求項2 前記サイドドローは、カラムのサイドドロー点から取り出され、前記DIPB、TIPB、および重質物は、前記カラム内に供給点にて導入され、前記カラムは理論段数Xを有し、Xは40より大きい整数であり、一番上の段は番号1を付けられ、一番下の段は番号Xを付けられ、前記サイドドロー点は、前記一番上のステージから0.26・Xから0.40・Xの範囲で整数の番号が付けられている段に配置され、そして、前記供給点は、前記一番上の段から0.31・Xから0.62・Xの範囲で整数の番号が付けられている段に配置されている、請求項1に記載の方法。 請求項3 前記サイドドローは、前記供給物に含まれる前記DIPBの少なくとも99.9wt%および前記供給物に含まれる前記TIPBの少なくとも90wt%のうちの、少なくとも一方を含む、請求項1に記載の方法。 請求項4 前記方法は、前記カラムの塔頂にて炭化水素蒸気を生成するように実施され、前記方法は、前記カラムの塔頂にて生成される前記炭化水素蒸気の少なくとも一部を凝縮装置で凝縮することをさらに含む、請求項1に記載の方法。 請求項5 前記凝縮装置は、前記カラム内に収納され、そして、前記方法は、前記炭化水素蒸気の少なくとも一部を炭化水素液体に変換すること;および前記炭化水素液体の少なくとも一部を前記カラムからオーバーヘッドドラッグとして、前記炭化水素液体の他の部分を前記カラム内に還流として再導入する前に取り出すこと;をさらに含む、請求項4に記載の方法。 請求項6 前記凝縮装置は、前記カラムの塔頂内に配置されている接触型凝縮装置であり、前記方法は、前記接触型凝縮装置内の前記炭化水素蒸気の少なくとも一部を、炭化水素液体に変換すること;前記接触型凝縮装置の下に配置されているサイドドロー点にて、前記カラムから前記炭化水素液体の少なくとも一部を取り出すこと;および前記接触型凝縮装置を通して前記カラム内に再導入される前に、前記サイドドロー点にて前記カラムから取り出された前記炭化水素液体の少なくとも一部を、冷却装置に通すこと;をさらに含み、任意選択により、前記方法は、前記炭化水素液体の少なくとも一部を、前記接触型凝縮装置に到達する前に、オーバーヘッドドラッグとしてパージすること;および前記接触型凝縮装置の下のある点で、前記カラムに前記炭化水素液体の少なくとも一部を再循環させること;をさらに含む、請求項4に記載の方法。 請求項7 前記凝縮は、前記カラムの外側に配置されている接触型凝縮装置内で実施され、前記方法は、前記接触型凝縮装置内で前記炭化水素蒸気の少なくとも一部を炭化水素液体に変換すること;前記接触型凝縮装置から前記炭化水素液体の少なくとも一部を取り出すこと;および前記接触型凝縮装置から取り出された炭化水素液体の少なくとも一部を冷却装置に通してから、前記冷却された炭化水素液体を前記接触型凝縮装置内に再導入すること;をさらに含み、任意選択により、前記方法は、前記炭化水素液体の一部を、前記接触型凝縮装置に再導入される前に、オーバーヘッドドラッグとしてパージすること;および前記炭化水素液体を前記接触型凝縮装置に通した後、前記カラムに前記炭化水素液体の一部を再循環させること;をさらに含む、請求項4に記載の方法。 請求項8 前記凝縮は、凝縮装置塔頂圧力、および前記凝縮装置塔頂圧力より4kPa(0.5psi)未満だけ高い凝縮装置塔底圧力で実施される、請求項4に記載の方法。 請求項9 前記サイドドローは、サイドドロー点で前記蒸留カラムから抜き出され、前記方法は、前記サイドドロー点より下の抽出点で前記蒸留カラムから抽出物を引き出すことをさらに含み、前記抽出物の少なくとも一部は、再沸騰され、次いで、前記蒸留カラムに戻される、請求項1に記載の方法。 請求項10 ベンゼンをプロピレンでアルキル化するための装置であって、ジイソプロピルベンゼン(DIPB)、トリイソプロピルベンゼン(TIPB)、および重質物を含む供給物流(21)と流体的に連通する供給物入口(23)を有する蒸留カラム(22)を含み、前記カラムは、塔頂生成物流出口(51)、塔底生成物流出口(42)、およびサイドドロー出口(27)をさらに含み、前記蒸留カラムは、カラム塔頂(24)圧力を35kPa(5psia)未満に制限し、カラム塔底(25)圧力を前記カラム塔頂圧力よりも21kPa(3psi)未満だけ高い圧力に制限し、塔底温度を224℃から241℃(435°Fから465°F)の範囲の温度に抑え、その結果として、前記供給物中に存在する前記DIPBの少なくとも99.8wt%および前記TIPBの少なくとも50wt%を含むサイドドロー(28)と、前記蒸留供給物(21)中に含まれる前記重質物の少なくとも95wt%を含む塔底生成物流(41)とが得られる制御機構を有し、前記サイドドロー(28)は、前記カラムのサイドドロー点(27)から取り出され、前記DIPB、TIPB、および重質物は、前記カラム内に供給点(23)にて導入され、前記カラム(22)は理論段数Xを有し、Xは40より大きい整数であり、一番上の段は番号1を付けられ、一番下の段は番号Xを付けられ、前記サイドドロー点(27)は前記一番上の段から0.26・Xから0.40・Xの範囲で整数の番号が付けられている段に配置され、前記供給点(23)は前記一番上の段から0.31・Xから0.62・Xの範囲で整数の番号が付けられている段に配置されている、前記装置。
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